【ラスアス2】正直な感想(ネタバレなし)100時間以上プレイ済み

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今回は何かと世間を騒がせている「The Last of Us Part II」についての感想をまとめます。

最初にもう言ってしまいますが、個人的に今作は「作るべきではなかった神ゲー」といった総評です。

正直あまり人におすすめ出来るようなゲームではありませんし、前作が好きであればあるほど不快になるゲームです。

とは言えゲームシステムに関しては文句なしの出来なので、やらないというのも少し勿体ない感じもあります。

物語の部分をあなた自身が許せるかどうかですね。

というわけで少し前置きが長くなりましたが、詳しく感想をまとめていきます。

注意点

この記事はネタバレなしです。

なのでどうしても言い回しが抽象的になってしまっています。

伝わりにくい部分も多々あるかとは思いますがご了承下さい。

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目次

ラスアス2 正直な感想(ネタバレなし)100時間以上プレイ済み

【グラフィックについて】

グラフィックについては何も心配する必要はありません。

数あるPS4ソフトの中でも過去最高レベルと言ってもいいぐらいですし、個人的には100点満点中、100点をあげてもいいほどです。

2周目をプレイした際にはどこがカットシーンなのかの区別がつかず、スキップ出来る箇所がわかりにくいという現象に陥りました。

特にキャラクターの表情がかなり細かく表現されており、状況によってその表情が変化するため没入感が高まります。

それに加えて今作はホラーパート的なステージが多いため、感染者との戦闘がマジで怖いです。

とある場面で「この先はやばい」といった場所を進んでいくのですが、ゲームで久しぶりに恐怖を感じた気がします。

それぐらい今作のグラフィックは素晴らしいものになっています。

終始PS4でPCのゲームを遊んでいるといった感覚でしたね。

【戦闘とゲームシステムについて】

戦闘については前作の完全上位互換といった感じで正当進化しています。

発売前の情報を見ていると「今作はステルスというよりもドンパチが主体なのかな?」とも思っていましたが、特にそんなことはありませんでした。

しっかりとしたステルスプレイが楽しめます。

もちろんラスアスには欠かせない要素である「資源を集めて道具を工作する」というクラフトシステムも健在です。

それと今作から新たに加わったアクションとして、「匍匐」と「回避」というものがあります。

「匍匐」はそのまま匍匐して移動することが出来たり、草むらなどに隠れて敵をやり過ごす、もしくは匍匐したまま攻撃なんてことが出来ます。

「回避」は敵の攻撃を避けるといったアクションで、回避後にカウンターを決めるといった感じで戦闘が楽しめます。

どちらも一見普通じゃんといった感じなんですが、実際にやってみると攻略の幅が一気に膨らんでかなり楽しかったです。

それとシステム面で真っ先にお伝えしたいのですが、この「The Last of Us Part II」は死んでからのリトライがマジで早いです。

死んでも3秒以内には読み込みますし、オプション画面からのリトライに関してはほぼ読み込み時間0です。

それに加えてオートセーブも頻繁に入るので、仮に「あと1人倒せば殲滅出来たのに…。」といった場面で死んでしまってもすぐ直前から再開出来ます。

後はもう一つ、自分は使わなかった機能なのですが、すごいなぁと感心した部分としてはアクセシビリティ機能の充実具合です。

簡単に言うと身体に障害がある方向けのサポート機能みたいなものでして、今作はこの設定項目がかなり充実しています。

何やら盲目の方のクリア報告もあったみたいですし、幅広いプレイヤーに遊んで欲しいという意気込みが感じられて好印象でした。

【ボリュームとクリア後の要素について】

筆者の初クリアタイムは約38時間でした。

ただし自分は探索をかなり丁寧にやるタイプの人間なので、自ずとプレイ時間は多くなる傾向にあります。

ただでさえ今作は探索要素がパワーアップしているため、「アイテムないかなぁ~?」と探し回っているだけで10時間は取られているかと思われます…。

なのでおそらく普通にやると20時間~30時間ほどのボリュームなのかなって感じです。

クリア後の要素としては1周目では取り切れなかった収集物の回収、装備や強化状態を引き継いでの周回プレイが楽しめます。

同時に更に上の難易度も解放されるのでそれに挑戦しながら遊ぶという感じです。

まぁでもやり込み要素的にはそこまで充実しているわけではないので、基本的には1周したら終わりという認識で良いかもしれません。

自分みたいに100時間以上遊ぶというのは稀なケースかと思われます。

【物語について】

まず最初に人それぞれ感じることは違うということを話しておきます。

ただでさえ今作は人によって意見が分かれやすい作品なので「こういう感じ方もあるんだなぁ」程度で留めて頂ければと思います。

というわけで、この物語についてをネタバレなしで語るのはなかなかに難しいですが、出来る限りで頑張ります。

とにかくこの「The Last of Us Part II」の全体的な雰囲気としては終始めっちゃ重いです。

「緊張と緩和」でいうところの「緊張」の部分が非常に多く、プレイヤーの気持ちをこれでもかというほどに踏みにじってきます。

ゲームでここまでの悲しさや虚無感みたいなものを感じたのは正直初めてです。

ここで今作のテーマについて話しておきますが、今作のテーマはズバり「復讐」です。

テーマから察して発売前から嫌な予感はしていたんですが、その予感を更に上回ってしまっていて精神的に辛かったです。

具体的に話すと、最初はまだ「何が正義で何が悪なのか」がはっきりしているんですが、物語を進めていく内にそこらへんを曖昧にしようとしてきます。

そもそも正義と悪なんてものは見る側の主観でどうとでも変化するわけですが、前作を遊んでいれば「正義はジョエルとエリー」で「悪はジョエルとエリーに敵対するもの」です。

前作ではジョエルとエリーに敵対するものは絶対的とは言い切れないけれど、まだ「悪」というイメージを残したまま貫いてくれていました。

しかし今作では「悪」の方の掘り下げが前作よりも深く、「一概にジョエルとエリーが正義とは言えないでしょ?」みたいな感じをひたすらに強調してきます。

伝えたいことはわかりますし、「悪」側にも辛いことがたくさんあるんだなというのは理解できましたが、それでも終始自分はジョエルとエリーが好きなままでした。

おそらくこの好きという気持ちが物語を進めていく上で全く覆らなかったのが問題で、個人的には「悪」側の掘り下げ不足なのかなと感じています。

(というかそもそもとして、前作をプレイ済みのプレイヤーにこの展開を理解させるというのに無理があるような…。)

「悪」側の掘り下げを頑張っているのは見て取れるし、現にかなり強調してくるわけですが、自分の中の正義は未だにエリーとジョエルのままです。

なので個人的にはプレイしていてあまり気持ちのいい体験ではありませんでした。

前作が好きであればあるほど心の中がえぐられる内容となっていますので、もし前作に愛着があるのであれば注意が必要です。

最後に

【正直普通でよかった】

何も決して今作が駄作とは言いません。

むしろ色んな感想が出回っている今の状況を見ると、結果的にこの物語は成功だったのかもとさえ思います。

ただその成功だったのかもという気持ちを認めたくない自分もいます。

正直言ってしまうと、「インパクトを残したいという開発側の変なプライドはいらなかった」というのが本音かな。

色んな考え方があると思うのであくまで個人的にですけどね。

ただこんな感じなら別に「普通」でよかったんじゃないかなって思っているのは自分だけではないはず…。

そんな感じでかなり否定的な感じに書いちゃってますが、ゲーム自体はめちゃくちゃ面白いのでおすすめと言えばおすすめです。

いや、でも実際どうだろう…。

精神的にくるからなぁ…。

虚無感を味わえる神ゲーがしたい方にはおすすめです!ぐらいにしておきます。

というわけで最後に動画を貼って終わっときます!

↓ ↓ ↓

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