今回はステルスホラーの名作「リトルナイトメア」の感想・評価をしていきます。
もちろんクリア済みです。
対応するプラットフォームはPS4、スイッチ、Steamです。
結論から言わせて頂くと間違いなく神ゲーなので気になる方は是非遊んでみて下さい。
個人的にはかなりのおすすめです。
というわけで前置きはこの辺にして早速本題に入ります。
目次
リトルナイトメアとは
【どんなゲーム?】
謎めいた巨大船舶「モウ」からの脱出を目的としたステルスホラーゲームです。
また「どのようにして先に進むのか」といった謎解き要素も含まれています。
主人公は黄色いレインコートを着た可愛らしい女の子「シックス」。
戦闘という概念はなく、「しゃがむ・掴む・投げる・走る」といった4つのアクションを駆使して攻略を進めていきます。
テキストのない物語と狂気に満ちた世界観は一見の価値あり。
没入感の高いゲーム体験が評価され、全世界で累計出荷本数80万本を突破した名作です。
【難易度について】
リトルナイトメアの難易度はそこそこ高めです。
理由としては基本的にこのゲームはトライ&エラーを繰り返す、言わば死にゲー的な要素が含まれているからです。
しかし死にゲーとは言ってもガッチガチの死にゲーというわけではありません。
もちろん多少の試行錯誤は必要ですが、何回か繰り返せば誰でも簡単に突破出来る範囲に収まっています。
難易度に関してはあまり気にする必要はないでしょう。
【DLCについて】
リトルナイトメアには3つのDLCが存在します。
今から始めるなら全てのDLCが収録された「デラックスエディション」を買うのがおすすめです。
収録されている内容は以下の通りです。
- DLC第1弾「The Depths-深淵-」
- DLC第2弾「The Hideaway-ひみつのへや-」
- DLC第3弾「The Residence-静寂のアトリエ-」
- コスチューム「かかしのマスク」
- コスチューム「逆さまのティーポットマスク」
- コスチューム「パックマンのマスク」
※パックマンのマスクはスイッチ版限定のコスチュームです。別途「パックマンのamiibo (別売) 」 が必要です。
リトルナイトメアの良い点
【凝縮されたゲーム体験】
まず最初に知っておいて欲しいのですが、リトルナイトメアは長く遊べるゲームではありません。
リプレイ性というものはほとんどなく、あくまで初見のゲーム体験を楽しむボリュームの少ない作品です。
こう聞くとほとんどの人が良い印象を受けないのかもしれません。
しかし個人的に思うにこのゲームはこのボリュームだからこそ人気が出た作品だと思っています。
これ以上長くしてしまえばこの圧倒的な没入感を維持することは難しくなってくるでしょう。
最初から最後まで中だるみすることなく遊べてしまうのは間違いなく長所に分類されます。
【独特な世界観から生まれる恐怖】
リトルナイトメアを遊ぶ上でまず印象に残るのはその独特な世界観です。
巨大船舶「モウ」からの脱出という事前情報はありますが、それ以外はテキストも何もないので理解不能です。
そんな状況で気味の悪い風景から気味の悪いモブが襲ってくるわけですから、それはもうただの恐怖でしかありません。
恐怖の種類としてはびっくりするという類のものではなく、ジワジワと忍び寄ってくる狂気に近い感覚といったところでしょうか。
こればっかりは実際にプレイしてみないとわからないのかもしれませんが、この異常な空間は歩いているだけでもゾッとしてしまいます。
【テンポの崩れない謎解き要素】
ホラー要素と謎解き要素は切っても切っても切り離せない関係です。
恐怖の中で謎を解く行為はプレイヤーにさらなる恐怖を与えるわけですが、リトルナイトメアにおいてもそれは例外ではありません。
しかしリトルナイトメアの謎解きは他のホラーゲームと比べると簡単な部類に入ります。(DLCは少し難易度が上がります。)
もちろん頭を使う場面がないわけではありませんが、そのほとんどが直感的に理解できるものばかりです。
これによってゲームのテンポが崩れることがなく、どこか気持ちよさを感じつつプレイに集中することが出来ます。
【追われる恐怖とハラハラ感】
リトルナイトメアの醍醐味は何と言っても手に汗握る逃走劇でしょう。
もちろん人によって醍醐味は異なると思いますが、個人的には追われている時のハラハラ感がたまりませんでした。
タイミングがそこそこシビアに設定されているので、ギリギリで逃げ延びた時の安堵感がすさまじいです。
捕まればすぐさま即死ですし、初見であれば逃げ切るのもそう容易いことではありません。
おそらく多くの方がコントローラーを汗でびしゃびしゃにしたのではないでしょうか。
【収集要素】
リトルナイトメアには以下のような収集要素があります。
- ノームというキャラクターを見つけてハグをする
- 銅像を見つけて破壊する
どちらも各マップにひっそりと隠れているので探してみましょう。
ちなみにチャプター選択でいつでも探し直しが可能なので、初見は無視してクリア後に回収というやり方も出来ます。
おまけ程度のやりこみ要素ではありますが、「探すついでにもう一周」といった遊び方が出来るのは素直に嬉しいです。
リトルナイトメアの悪い点
【初見殺しが多い】
ここからはリトルナイトメアの悪い点です。
とは言ってもあまり見当たらなかったのですが、あえて言うとすれば初見殺しが多いという部分でしょうか。
「これは初見じゃなかなか厳しいでしょ…。」と思う場面がちらほらありました。
しかし本音を言ってしまえば自分はそこまで気にしてなかったりします。
「次こそは!」とリトライすればいいだけですし、リトライ地点もすぐ手前で開始されるので特に不満は感じませんでした。
初見殺しにストレスしか感じないという方は注意が必要なのかもしれません。
【リトライが少し遅い】
先程リトライに不満は感じないと言いましたが、「少しリトライが遅いかな?」というわずかな不満はあります。
しかし本当にあと一歩といったレベルなので全然許容範囲内です。
ちなみに自分はスイッチ版でプレイしたので、もしかしたら機種によってロード時間の差はあるのかもしれません。
自分の勝手な予想としてはスイッチ版よりかはPS4版の方がロード時間は早そうです。
Steam版はPCによっては一瞬でロードしそうですね。
【操作説明が不親切】
最後の悪い点は操作方法のチュートリアルがないという部分です。
インディーゲームではよくあることですが、リトルナイトメアは知名度的に見るともはや立派なメジャーゲームです。
なので普段インディーゲームをしない方が触ると少し困惑してしまう可能性があります。
とは言っても操作方法はオプションで確認出来ますし、操作が難しいゲームでもないので特に気にする必要はないでしょう。
悪い点があまりに見つからないので無理やり探した感が強いです (笑)
総評
【ステルスホラーの名作】
最後にもう一度だけ言っておきます。
リトルナイトメアは決してボリュームのある作品ではありません。
DLCを含めてもせいぜい10時間ほどで終わってしまう内容ですが、その分とても濃密なゲーム体験をプレイヤーに与えてくれます。
ステルスゲームが好きな方、ホラーゲームが好きな方、それから物語の考察なんかが好きな方は是非遊んでみて下さい。
プレイ時間の少なさを除外するのであれば幅広いプレイヤーにおすすめできる名作です。
値段もかなりリーズナブルなのでサクッと遊びたいという方は要チェック。
何やら「リトルナイトメア2」の発売も決定したらしいので、この機会に一度遊んでみてはいかがでしょうか。
あくまで個人的な感想です。
参考程度によろしくお願いします。